小さいお子さんをお持ちのお母さん、お父さんのなかで
“仕上げみがき”はそりゃ大変、と感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
暴れる、泣く、逃げる、喚き散らす、、
まあ、そこまでに至らずとも奮闘せざるを得ない日々が多々あるかと思います。
あまりに必死な奮闘に隣の人に虐待と誤解されないかと心配になっていたりはしませんか。
でも、ご安心ください。
戦っているのはあなただけではありません。
アメリカでは52%の親が1歳半から5歳の子どもの仕上げみがきでいつも格闘しているんです。
この数字は5歳までが含まれていますから、3歳児以下ならもっとパーセンテージは上がっていると思います。
何処も同じように苦労しているようですね。
さて、ここに面白い調査報告があります。
ある年齢に達すると、子どもは自分で歯みがきをしたがります。
親も慣れさせるためにと子どもに歯ブラシを持たせて歯みがき練習を始めます。
ある程度子どもが歯みがきをしたら親が仕上げをするというパターンが一般的だと思います。
子どもみがきと仕上げの親みがきの合計タイムの平均は71秒でした。
推奨タイムは90秒以上なのでちょっと少なめです。
歯みがきタイム中で、子どもみがきタイムが長いと親みがきタイムは短い。
逆に、子どもみがきタイムが短いと親みがきタイムは長いという傾向がありました。
子どもみがき、親みがきの両方とも短い、あるいは、両方とも長いというケースは少なかったということです。
それで、ここからがこの報告の核心なのですが、
子どもの歯みがきタイムが長いほど虫歯が多く、しかも、結構ひどい虫歯も含まれていたということです。
それから、察しがついていると思いますが、
親の歯みがきタイムが長いほど子どもの虫歯は少なくなります。
格闘した甲斐があったということですね。
たとえ嫌がられても仕上げみがきは時間をかけて、丁寧に。(大変ですけど)
格闘の日々は必ず時間が解決してくれます。
どんな暴れん坊もいつか近いうちに協力的になってくれます。
親の根気が試されていると思って仕上げみがきを続けてください。
新しく生えてきた歯を発見することは嬉しい驚きをもたらしてくれます。
毎日見続けることによって歯以外の変化に気づくこともあります。
体調の変化は口腔内に表れ易いのです。
親の仕上げみがきは子どもの健康バロメーターをチェックするもっとも効率的な方法です。
・親の歯みがきタイムが長いほど子どもの虫歯は少なくなる
・たとえ嫌がられても仕上げみがきは時間をかけて、丁寧に