ディスポーザブル・・・
エコと軋轢(あつれき)が生じることもあって、リサイクルできたり、石油製品を使わないようにしたりと徐々にディスポの良し悪しの判定は変わりつつありますが、、
簡単便利だけではなく感染予防の観点からもディスポはかなり生活の中に浸透しています。
今回はディスポなミルクの話です。
すぐに使えて、安心安全が保証されたリキッドベビーフォーミュラ、
日本では液体ミルクとして知られるようになってきました。
世間でよく知られるようになったのは自然災害時にヨーロッパからの支援品にあった液体ミルクが好評だったからと言われています。
フォーミュラって言うとF1レーサーとか数学公式が思い起こされますが、調合ミルクと言う意味もあるんですね。
欧米ではかなり以前から一般的でしたが、日本ではごく最近に明治とグリコの2社が製造を始めました。お湯を入れて溶かしてとかいう手間が一切かからずに飲めるのですが、使用後はすぐに廃棄することが勧められています。
しかし、ちょっと高価なので残りを再度使うこともあるのかな?というのが現状です。
ここで、思い出して欲しいのがペットボトルです。
細菌にとって栄養たっぷりのジュースなどキャップを開封して口飲みしてから室温で置いておくと菌が増殖して下痢の原因になるよ、とTVなどで紹介されてきました。
それで、高価な液体ミルクの残りをそのまま保存しておいたらどうなるか、これを元同じ研究室で今は新潟大にいる佐藤先生が昨年発表しましたので、すごく簡単に紹介します。
液体ミルク使用前 0(CFU/mL)当然です!
飲んだ直後 3.2×104(CFU/mL)
飲んでから3時間4℃で保存 3.4×104(CFU/mL)
新生児の唾液 3.0×107 (CFU/mL)
液体ミルク内の細菌を調べたところ唾液中の細菌の種類やそれぞれの細菌が全体に占める割合が非常に類似していたので、液体ミルク内の細菌はまず間違いなく唾液由来と推定できました。
以上です。
※CFU/mLは細菌の数を表す単位で1mL中のコロニー数のことです。
「飲んだ直後」と「飲んでから3時間4℃で保存」の細菌数がほぼ一緒なので4℃に保っていれば飲んだ時に入り込んだ細菌は3時間は増殖していないということです。
しかも、唾液中の細菌レベルの1,000分の1です。
ちょっとしか飲まなかったので半分以上残ってるってときは捨てるのが勿体無いですよね。
4℃で保管して少なくとも3時間までは飲ませても大丈夫そうです。
しかし、4℃に冷えたミルクを飲ませるのは1歳前後からの方が安心です。
冷やさないように室温で3時間も置いておいたら、おそらくミルク内は細菌大増殖でしょう。
メーカーの指示通りに廃棄ですね!